ゼロの焦点

 松本清張『ゼロの焦点』(新潮文庫)は、入院していたときに、売店で購入し、暇つぶしを兼ねて読了していました。北九州市にある松本清張記念館には、すでに昨年の夏に訪問したことを記事にしています。

http://seisakuhomu.blog19.fc2.com/blog-entry-52.html

 清張作品については、「点と線」、「黒革の手帳」などがテレビドラマで放映されていました。前者は観ましたが、後者は連続ドラマだったこともあり、観ていません。というか、主演の米倉涼子という女優が好きではないというのも大きな理由です。

 映画の冒頭では、戦時中の動員学徒への壮行、銃による射殺の状況などが映し出されていました。主演は広末涼子。同じ「涼子」ということで、実は、私はこの女優もあまり好きではありません。演技がなんとなく、わざとらしい。それでも、『ゼロの焦点』を読了していたため、原作がどのように映像化されているのか興味があったため、久しぶりに映画館に足を運んだということです。基本的ストーリーは原作に即したもので、殺害シーンはかなり迫力がありました。

 それにしても、昨今の世相を反映しているのか、重たい、暗い内容の映画が多いです。次は「宇宙戦艦ヤマト復活編」でも観にいこうと思っています。

 あ、それと、私が好きな女優さんは・・・

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自治体職員のための政策法務入門5 環境課の巻

 第一法規さんから出版されている好評のシリーズ第5巻です。副題が「あのごみ屋敷をどうにかしてと言われたら」となっています。

あのごみ屋敷をどうにかしてと言われたら (自治体職員のための政策法務入門 5 環境課の巻)あのごみ屋敷をどうにかしてと言われたら (自治体職員のための政策法務入門 5 環境課の巻)
(2009/11/10)
肥沼 位昌

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 このシリーズは、すべて架空の自治体を舞台に、物語形式で政策法務が学べるように工夫されています。第4巻の「まちづくり課の巻」とともに、「環境課の巻」も入門とはいうものの、かなりハイレベルな議論も盛り込まれていますので、専門書として位置づけておこうとする第一法規さんや監修の出石教授、そして著者の方々の意図が明確に伝わってきます。

 環境行政の分野は都市行政分野と同様、政策法務の議論が最も活発です。先日紹介した、北村喜宣先生の『自治体環境行政法第5版』と併読することで、専門知識が増すでしょうけど、読了が大変ですね。

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再任用職員もイロイロ

 団塊世代の大量退職は、国も自治体も民間も、ほぼ同じような状況だと思います。私の勤務するA市も同じでして、私の係に再任用職員が2人も配置されています。定年退職後も長年にわたって培われた知識や経験を活用してもらい、公務の円滑な遂行に貢献してもらうというのが、基本的な趣旨だと思います。

 しかし、現実はそうではないのです。再任用職員は、やはり「慣れた職場」「慣れた仕事」をしてもらうのが本人にとっても、周囲の者にとっても有難いのです。しかし、私の職場にいる2人の再任用職員は、ちょっと違う。事務職員ばかりの職場に保育士の職員が配置されました。保育士でも事務経験があり、パソコンでワード、エクセルなどの基本操作ができればいいのですが、これが全くダメ。タイピングからしてなっていない。できる限りパソコンを使わない仕事を選んで分担してもらっているのですが、それでもまったくパソコンを触らない事務の仕事というのは、今の自治体ではちょっと考えられません。

 もう一人の再任用職員は、課長職で退職した人ですが、やはり長年実務をしていないので、仕事時間中に過去の「武勇伝」を話すのに夢中になって、しばしば業務が中断してしまいます。自治体の再任用職員制度は、どの程度、機能しているのでしょうか。たった2つの事例からは判断できませんが、いろいろ悩まされています。

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京都市保育園連盟の補助金不正流用問題

京都市幹部の懲戒処分せず  市保育園連盟問題、返還要求は3分の1
 京都市保育園連盟が市の補助金の剰余金を不正流用した問題で、市は13日、時効となった流用分約6億6100万円のうち、元常務理事による使途不明金など約6800万円の追加返還を連盟に求め、一連の調査を終えた。しかし、明らかになった剰余金のうち、返還を求めたのは3分の1にとどまり、流用を主導した市幹部の懲戒処分も見送った。
 時効(5年)を超えた不正流用のうち市が返納対象としたのは、元常務理事が支出した使途不明金と国税への追徴課税支払い分。市保育課の主導で支出した育児中の保育士がいる保育園への人件費など5億6400万円は「手続きに問題はあるが、支出に公益性がある」と不問にした。
 剰余金は1998〜2008年度に約8億9千万円あったことが確認されている。連盟はすでに2億3千万円を返還したが、今回返納に応じても計約3億円で、不正流用の3分の1しか市に返還されないことになる。
 市は13日、連盟への指導監督が不十分だったとして、幹部10人を文書訓戒や口頭注意にしたが、「流用は故意ではなく、悪質ではない」と減給などの懲戒処分はしなかった。厳重文書訓戒を受けた今井豊嗣子育て支援政策監は会見で「以前からおかしいと思ったが、慣習でやめられなかった」と謝罪した。
 市保育園連盟の片岡滋夫理事長は「深くおわびしたい。連盟では元常務理事に損害賠償請求している。(市の請求には)速やかに誠実に対応する」と返納に応じる方針を示した。


 京都新聞15日付記事からです。
 古都・京都市も行政上はいろいろ問題をかかえているようです。補助金を受領し、目的に即して執行した後、剰余金が発生すれば返還する。普通のことです。私も今の職場では、国庫補助金の仕事をしており、毎年、返戻の事務が発生します。不正流用などすれば、国と自治体の信頼関係は壊れ、後々まで禍根を残します。自治体の補助金交付について条例化するなど、政策法務からのアプローチの重要性を認識させられる事例です。

 それにしても京都市の事例は金額が億単位なので、凄い。以前、福祉事業者の不正受給を話題にしたことがありますが、1000万円ほどのものでした。能無し役立たずの経営者が苦し紛れに不正に走ったのですが、なんともみみっちかったのと比べてしまいます。

 京都市の職員の中には、政策法務研究会で親しく交流させていただいる方もいます。この問題への対応は大変だっただろうとお察しします。

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相続で忙しい?

 私の上司の話。地元では指折りの大地主が親の馬鹿息子。先日、親御さんが逝去され、いよいよ相続が遺族たちで話し合いになっている様子。そのためもあって、ただでさえヤル気のない仕事ぶりに拍車がかかっています。

 昨日もそうでした。国からの補助金に関する資料を作成していたのですが、次のような会話
私:国との協議会の出張旅費はいくらでしたっけ?決裁文書お持ちですか?
上司:忘れた
私:え?でも出張に行ったじゃないですか
上司:だから、忘れたって言っているだろ!そんなことイチイチ覚えてられるか!俺は忙しいんだ!

 もちろん、この上司が忙しそうに仕事をしている様子を見たことは、私が着任してから一度もありません。毎日、一番遅く出勤し、一番早く帰宅していますし。

 この上司、今の職場に配置されて既に8年にもなるのに、私が何を尋ねても「わらかない」「知らない」「覚えてない」の連発でした。というのも、部下職員たちに毎年、同じ事務分担しかさせず、任せきりにし、自分は手抜き三昧。そして、最近はいよいよ「やる気がない」というのも加わってきました。相続財産が手に入れば、自主退職でもしてくれればいいんですけど、本人曰く

 「定年まで残り3年だ。それまで辞める気はない」とのこと。ヤル気もないけど、辞める気もない。

 うーーーーん 残念